2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧
名は、そのまま残されている。しかし、名が担っていた重みだけが薄められている。 あの有名人が、そんな書き方をされているとしたら……。 前回の記事では、エリアムの周辺で、人物の名が別の名に置き換えられたり、出自表記が差し替えられたりする現象を見た…
なぜ名前は変えられたのか。そう感じさせる箇所が、いくつも現れる。 前回の記事では、バト・シェバの父エリアムをめぐって、名の分解や配置そのものに、どこか不自然な偏りがある可能性を見た。そこでは、人物の名が単なる記録としてではなく、特定の記憶や…
慶長十九年、方広寺の鐘に刻まれた銘文が、大きな政治問題になった。豊臣秀頼が納めたその鐘には、「国家安康」「君臣豊楽」という語が刻まれていた。 どちらも表向きには吉祥句として読める。ところが徳川方は、「国家安康」に家康の諱切断を、「君臣豊楽」…